人生チラシの裏 それは間違いです。【朝日新聞/高村薫寄稿】
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それは間違いです。【朝日新聞/高村薫寄稿】
2006.01.18 (Wed)
さっき学校の図書館で新聞読んでたんですが(新聞取ってないのです;経済の文献探しに行ったんだけどなかったからついでに)今上告の話で良く耳にしますが、連続幼女誘拐殺人事件の記事です。何面かだったかまで覚えてませんがテレビ欄の裏っかわの見開き。

私自身は当時まだえーと・・・89年ですから4歳くらいですね。ちょうど被害者の子たちと同世代だったわけです。でも全然覚えてなくて、随分経った後に知りました。事件自体は非常にショッキングで世間が騒ぐのも当たり前だし、人との関わり方だの自衛手段だの子供を監視するよりも「見守る」体勢へシフトするのは良い傾向だと思います(この監視と見守りの具体的方法論は長くなるので端折ります)。あくまで教育学をかじってる者としての感覚ですが。私だって法律的に言うとついこの前まで保護される側にいた人間だったわけで、あまり突っ込んで来られるのも子供には良くない、ってことも分かってます。その辺のさじ加減って難しい。最近流行のGPS携帯ってホント人間同士(この場合親子関係)の信頼性が問われるよね。常日頃から「監視」者として逐一何であんな所に居たんだとかそこで何してたんだ、とかやってると絶対ろくな人間になりません。無菌状態で培養した子供はろくなのに育たない。これは多分間違いない。百聞は一見に如かず、とはよく言ったもので、痛いこともダメなのことも経験しないと成長してから大変な事になるんですよ。「はしか」とか子供の頃かかってないと大人になって生死に関わってしまうように。まぁその「痛い」と「ダメ」な事の程度が問題な訳です。

それで話は戻りますが、この裁判の記事に作家の高村薫さんが寄稿されていました。その中で非常に気になったのが「ヲタク(おたく)」に関する記述。少女萌えとコスプレに関してと思われる箇所ですが(引用したくても新聞ないので不正確です。詳しくは現物をご覧下さい)、『着飾らせた少女を青年が取り囲んで撮影会』というのがあるんです。まぁその前後もかなり問題だと思うんですが、これは明らかに間違いですね。というよりもカルチャー自体を否定にかかってるみたいで非常に気になります。この文言、どのような印象を受けますか?あまりいい感じはしませんよね。なぜなら『着飾らせた』が使役系になっていて「~させる」つまり本人の意思ではなく他者からの意志によって(強制的に)やらされているというイメージです。普通の日本語話者ならまずこのような印象を受けるでしょう。友達にレイヤーが居ますし分かるんですが、きっとガッカリすると思います。こんな風に書かれると。憤慨かもしれません(私もたまにコスしますがこんな風に書かれると憤慨です)。レイヤーさんだって楽しんでやってるんだし、カメコさんだってその雄志を納めたいわけです(その写真がどういう風に使われるかって色んな(あえてボカして置きます・・・)場合も承知の上だと私は認識しているのですが・・・その辺レイヤーさんはどう思ってるのかな??ちょっとなかなか話しずらい話題になってしまうのでつっこで聞いたことはないです)。こういう風に表現されるとまるでそのカメラ青年は異常な性欲でもって少女達にエロい恰好させてるみたいな印象ですよね。少し極端に言うと(←重要)。こういう記事が載るとどうかってもちろん全国のオタクの印象が異常者扱いになるわけですよ。

高村さんの記事だけでなく、最近テレビでまたこの話題が取り上げられるようになり、風当たりが強くなってきている気がします。

もちろん、当時もそのようなオタク文化に対する批判というかこじつけめいた発言はあったようで、今調べてみても【コミケ会場前で 「皆さん、ここに10万人の宮崎勤がいます!」 とTBSの女性レポーターがテレビ中継で叫んだ】などと甚だしいものが見あたりました。これはホント世も末やな・・・。だって考えてみてください。殺人ゲームのしすぎでホントに人殺しちゃった少年は殺人ゲームに洗脳された被害者ですか?違いますよね。殺人ゲームが悪いのか?もちろん、子供に悪い影響は与えるでしょう。なかなかリアルでショッキングなものも有りますから。でも、実際それが出来ない、やっちゃいけない、となんで周りの人間は教えてあげられなかったのか?もちろん一番悪いのは人を殺しちゃった人自身です。でも人一人を葬る事がどういう事なのか、現実を理解する機会が与えられなかったのも事実かもしれません。少年犯罪の加害者をまるで社会の被害者のように扱う今の風潮には賛同しかねますが、とりあえず本人に問題を見いだそうとするのではなく、本人をそうさせた(と思われる)要因に問題を見いだそうとするのはおそらくお門違いだと思います。世界中から殺人ゲームがなくなっても、人殺しは減らないでしょう。少し過激な例えになってしまいましたが「オタクが同人誌で幼女にハァハァしてる所為で幼女が非道い目に遭わされる」だから「エロい同人誌をなくせ」というには馬鹿げた発想です。みなさんこう書いたら『こんなことホントに信じてるやついるの?』と思われるでしょう。でも、実際にそういう運動はあってるんです。みんな真面目な顔してやってるんです。そんなイージーだったらね、とっくの昔に刑務所なんて要らない時代になってるってば。

何度も繰り返しになりますが、要は、本人をそうさせた(と思われる)要因に問題を見いだすのでは解決策にはならない、ということです。私は学部上、教育に関して学ぶ機会も多いですからこういう風に考えるのですが、(さっきの殺人ゲームの例えを使うと)それが実際の出来事ではあり得ない、あってはいけないと理解する機会を与える事です。これは子供の成長の過程で必ず通らなければ行けない道であり、ある程度「体感」することも必要です。相手を殴ったら相手は痛がる、悔しがって殴り倒される、それはとても痛い事。そういう道を通って来ないからなんじゃないでしょうか。お子さんがいらっしゃる方、自分の子供に「上手く世の中を渡っていけるように」接していませんか?小さな頃は、些細なことで失敗する事がとても大切です。小さな失敗を繰り返し、大きな危険を回避するすべを学習するのです。ひどく当たり前で常識のような事ですが、実際観察していると些細なことで手助けをしてしまう事が多いんじゃないでしょうか。私自身、実習などで養護学校などに何回か行かせて貰っていますが、何処から手助けが必要なのか、その境目では常に自分の動きにはっとさせられます。忙しい時などつい余計な手助けをしてしまい、養護学校の先生に注意された事も何度もありました。

そういう、小さなステップを他人の力で越えてきたからこそ、大きなハードルを前に壊れてしまう人間が多いのかも知れません。もちろん、それは大人になってからいろいろな形で露呈してくる訳ですが。


以上、最近の報道で気に障った事に関して弁明してみました。自分がオタクなだけに。こうやって書いてみると、本当に、ひどく当たり前の事。なのに何故、これほどまでにメディアの力で踊らされるのか。さっき経済の授業でもメディアの影響について(「戦争の民営化」)先生の話を聞いてましたが、やはりメディアは情報を得るだけのものであり、鵜呑みにすると良いことはありません。こんな、あたりまえの常識めいた事でさえ、みんな忘れてしまいます。すごい敬虔な信者ですね。ちょっとアイロニー。

最後に、本文中で触れた話題についてリンク。
http://www.paradisearmy.com/PASOK6R.HTM
例のTBSの話しとかです。
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050415
「有害コミック」撲滅運動の歴史と背景について。あーなんか読むだけで虫酸がはしる。

http://www.geocities.jp/kinkyuu_appeal/
児ポ法絡みではないですが、面白い事を考える政治家もいるもんだ!エロ本持ってる未成年は逮捕らしいよ(笑)・・・エロ本を読んじゃいけない国ってすげぇ(笑)

久しぶりに真面目に書いた(´Д`)

記事編集23:41 |  同人 |  トラックバック:1 |  コメント:2 |  Top↑
コメント
管理人さん、こんにちは。<(_ _)>
「皆さん、ここに10万人の宮崎勤がいます!」 はネット上で拡大したデマの可能性はないのでしょうか?
 |  2006.11.14(火) 18:13 |  URL【コメント編集
残念ながら、このニュースがリアルタイムだったころ、私はまだ物心つくかつかないか、という時期でしたのでこの報道を直接記憶しているわけではありません。なので可能性の問題にされると否定はできないわけなのですが。。

一応参照したリンク先や適当にググってみると分かるようにほぼ事実と見て良いと思います。ま、私もどこの局だか忘れましたが夏コミ取材して失敬な発言かます連中見ましたしw
ゆうむ |  2006.11.14(火) 19:58 |  URL【コメント編集
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